花火の形の仕組みを簡単に紹介!空中で爆発する理由は?

花火
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ねこふたた
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こんにちは、ねこふたたです!

花火は色んな形があって綺麗ですよね。

そこで、ふと疑問に思いました。

「どうやってあの形ができるの?」

ここではその疑問に答え、分かりやすく簡単に解説するので一緒に見ていきましょう!

花火の仕組み

ここでは、花火の種類を段階で説明していきます。

打ち上げ花火の種類についてはこちら≫

ねこふたた
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順番に理解していきましょう!

 

花火の構造

花火は火薬の塊で、層があります。

層は大雑把にわけて3種類です。
・玉皮(外殻)
・割り火薬(割薬)
・星(親・芯)
そして、「導火線・竜頭(花火玉を吊るす部分)・間断紙」が定まった位置にあります。
星の配置で花火の模様が変わり、外側の親星から芯星に向かって色が変わっていきます。
間断紙(はさみがみ)とは、星と火薬の間に入れる和紙などのこと指します。
玉皮(たまかわ)の上には、クラフト紙を貼り付ける「玉貼り」という作業がありますが、組み立てでとても重要な工程です。

花火の製造工程

それでは花火の製造工程を、簡単に紹介していきます。

 

①薬品配合

最初にするのは、薬品の配合です。

色を決めたら、その色になる金属と火薬をふるいにかけ混ぜていきます。

ここで何色になるかが決まるのです!

色の作り方、炎色反応の詳細はこちら

 

星掛け

次に星を作っていきます。

星は、3ミリ程の芯(丸い砂粒など)となる小さい球状を、「星掛け機」に入れて、回転させながら太らせていきます。

星掛け機

引用元:http://www.ichikawa-sho.ed.jp/hp06_gakusyuseikia/gakusyu/hanabi/hosinotukurikata.htm

「水」と「配合した火薬」をまぶしながら、0.5ミリぐらいの大きさになったら、3時間ほど乾燥させる。

この工程を繰り返して完成です!

しかし、星を均一の大きさにするのが難しく職人の技量が試されます。

割薬も綿の実に火薬をまぶして作られています。

 

花火玉を組み立てる

引用元:http://www.ichikawa-sho.ed.jp/hp06_gakusyuseikia/gakusyu/hanabi/tukurikata.htm

半球(花火玉を半分にした形)の玉皮に沿って、親星を詰めていきます。

【順番(外側から)】
親星→間断紙→割薬芯星→間断紙→割薬

(片方にだけ導火線を差してあります。)

半球を2つ作ったら両手に持ち、合わせて叩き馴染ませます。

素人がやると、火薬がこぼれたりして難しい工程の1つです。

 

玉貼り

引用元:https://nomurahanabi.jp/information/

玉貼りは、合わせた花火玉をクラフト紙などで貼っていく作業です。

玉貼りする理由は、花火玉が圧力に強く、爆発に抵抗する力があると、普通に爆発させるよりもパワーが増すからです。
この抵抗力のおかげで勢いよく爆発し、キレイに丸く仕上がります。
玉貼りの作業は難しく、割薬とのバランスが大切で、弱かったり強かったりすると抵抗力が上手く作用せず、花火が歪んだ形になるので、職人技が光る作業です!
ねこふたた
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花火の製造工程はこれで終わりですね。

花火では爆発した瞬間から散るまで、色が変わるものがありますが、「星」の中を色違いで層にすると、色が変化するようできます。

星の構造

日本の花火は変化するのが特徴なので、星の構造は基本3層になっています。

①→②→③の順で色が変わります!

変化する花火には「引先」という名称がついたものがありますが、これは花火が1回開いた後に咲く、一回り大きい花火のことです。

この、引先が紅から緑に変化するものを「引先紅緑」と言います。

②と③の位置を入れ替えると「引先緑紅」になるのです!

花火が空中で爆発する理由

花火玉は筒にセットされ、打ち上げるときに導火線にも着火します。

打ちあがっている時に、導火線を火が伝い、割薬に点火することで爆発、星を飛ばします。
(導火線を伝う火の速度は決まっている)

「星」は燃えながら飛び、広がることで丸い花火の形になります。

これが花火が空中で爆発する理由です。
導火線の長さを変えたりするとことで、爆発する時間を調整でき、パフォーマンスの幅を広げています。
クラフト紙は、外からの爆発に丈夫なので、打ち上げ時に破裂しないようになっています。

まとめ

今回は花火の仕組みについて解説していきました!

製造工程はどれも職人技が光るものばかりでしたね。

花火を見るときに、新たな視点で発見できることもありそうです。

 

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